鹿肉に多く含まれるカルニチン

鹿肉は鉄分豊富な食材として、その優れた効果が認知されていますが、鹿肉に豊富に含まれるカルニチンは鉄分豊富に匹敵する、もしくはそれ以上の効果がありながら一般的にあまり知られていないと思います。

今回はカルニチンの効果について簡単にご紹介させて頂きたいと思います。  知らなかったという方も案外多いのではないでしょうか。

①脂肪燃焼効果

カルニチンは胃や腸で消化された脂肪を燃焼・分解しエネルギーへと変換する機能をもつミトコンドリアへ運ぶ舟のような働きがあります。カルニチンが不足すると消化された脂肪がミトコンドリアへ届けられず、エネルギーに変換されることなく体内で蓄積されて肥満の原因となります。つまり不足すると代謝も落ちてしまいます。特筆すべきは、既に体内に蓄積されている脂肪も燃焼させてエネルギーに変換し代謝をアップさせてくれるところです。ダイエット効果を高めるためには、もとより体についている脂肪を燃焼させること、新たな脂肪を蓄積しないように代謝をアップさせていくことが大切ですよね。代謝が低い状態で食事制限や運動を行いダイエットに成功しても太りやすい体質は変わってませんので、この状態で食生活を戻すと高い確率でリバウンドすることになってしまいます。代謝が低い状態でダイエットに成功する努力は並大抵のものではないのに、もったいないですね。 

②筋肉を動かすエネルギーを生み出す働き

心臓や肺といった臓器も筋肉によって動かされており、これらの臓器にエネルギーを供給しているのもカルニチンです。カルニチンを摂取することにより、肺活量の強化や動悸・息切れの改善を期待することができます。これは心臓病や心筋梗塞といった病気だけでなく、スポーツ選手の体づくりにも活かされていたり、運動不足の人にも効果があります。カルニチンを積極的に摂取することで外見の肥満だけではなく、臓器や血液に蓄積する脂肪をエネルギーとして代謝することで生活習慣病の予防にもなります。

③疲労回復効果

体内で脂肪を材料にして作り出されるカルニチン由来のエネルギーは、疲労回復効果もあります。なかなか疲れが取れないという人はカルニチンの不足の可能性を疑ってもよいかもしれません。日本人の食生活で摂れるカルニチン摂取量は平均75mg程度とされていて、この摂取量は牛肉をよく食べるオセアニアの人々と比べると半分以下の数値です。日本はカルニチンが不足しやすい食文化といえるでしょう。ラグビーの強豪国ニュージーランド(オールブラックス)、オーストラリア(ワラビーズ)の選手のパフォーマンスの高さ、スタミナはカルニチンの摂取量が関係しているのでは。私見ですが。ダイエット中の人はカルニチンの不足に気を付けておくべきでしょう。ダイエット中の食生活は肉類を避けたり、カルニチン量の少ない鶏肉でタンパク質を摂取する傾向があるため不足しやすくなります。ダイエットのための運動もカルニチンが多く消費されてしまいますので、特に意識してカルニチンを食事から摂ることをお薦めします。      カルニチンを豊富に含む鹿肉を日常に摂り入れることは賢い食の選択といえます。

鹿肉100gあたりに含まれるカルニチンは約170mg、牛肉70mg、豚肉、30mg、鶏肉 8.0mgといわれています。

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