説明
(調理例)
(材料)
▪鹿骨2kg(鹿骨の量によって水ほかの材料は調整してください)
▪水:4ℓ
▪りんご酢(りんご酢がなければ食酢で代用可能):40ml(水の量の1%目安)
▪生姜 1かけ
(作り方)
①大き目の鍋に水4ℓを注ぎ、鹿骨、りんご酢を入れる。
(鹿骨はお鍋に入れる前にさっと水洗いしてください)
②中火で火を入れて、沸騰してきたら、少し火を強めて灰汁を出して取り除く。
(沸きこぼれに注意しながら火力を調整する)
③30分程度、灰汁取りをしたら、鍋に蓋をして弱めの中火で水を足しながら4時間煮込む。(時々、灰汁を取り除く)
(足し水の目安は火力にもよりますが、約3ℓで、仕上りのブロスの目安は1~1.2ℓになるのがオススメです)
④出来上がったボーンブロスを、布巾かきめの細かいキッチンペーパーで濾す。
⑤その後ボーンブロスを冷ますと脂の塊が浮いてくるので、気になる方は取り除く。
(栄養素のある良質の脂なので取除かなくても大丈夫です)
煮込んだ鹿骨からとれるホロホロになった鹿肉もスープの具材としてや、韓国料理のコムタン風にしても美味しく召し上がれます。
※ボーンブロスの完成品は1~1.2ℓ程度になっているのがゼラチン質もしっかりある量の目安になります。
※火加減、鍋の蓋があるかないかで、煮込み時の水の蒸発量に違いが出ますので、調整してください。
にんにく、長ネギなど、ご家庭にある野菜などを、基本の材料と同じタイミングで入れて、ご家庭のお好みの鹿骨ボーンブロスに仕上げてみてください。
玉葱を加えると、かなり甘みが出ますので、スッキリしたブロスをお好みの方は生姜のみをおすすめします。
お好みに合わせて野菜を変えてみてください。
天然由来の鹿骨はホルモン剤・抗生剤フリーでボーンブロスに最適の骨といえます。
ボーンブロスに含まれるゼラチン質は多くのアミノ酸を含んでおり、スープで満腹感がしっかりあるためダイエットスープとしても広く活用されていますが、ボーンブロス愛好家はより深い栄養効果を期待しています。
腸壁の修復、免疫力の向上
ボーンブロスに含まれるグルタミンはストレスや不健康な食生活による腸壁の炎症を修復・維持する作用があります。体内の全ての細胞の成長を施し、免疫力向上、ダイエット効果もあります。
美容・アンチエイジング効果
ヒアルロン酸は皮膚や細胞のキメを整えてくれるためアンチエイジングをはじめとした美容効果があります。また、上質のコラーゲンも多く含むまれ、コラーゲンの塊のようなものとも言われています。ボーンブロスを日常的に飲むことで体内のコラーゲンを再組成し、 なめらかで健康な肌、髪、爪を維持することで知られています。
関節、体内のあらゆる炎症を抑制、
コンドロイチン、グルコサミンは軟骨の元ともいわれ、関節の健康維持のみならず、心臓の血管、皮膚や骨の健康維持などあらゆる炎症反応を抑制し、グリシン、アルギニンなどのアミノ酸にも高い抗炎症作用があるため日々の不摂生で炎症が起こりがちな現代人の体を優しく鎮めてくれる作用があります。
骨の生成、増強、修復
カルシュウム、マグネシウムなどのミネラルは吸収がよく効率的に摂れるため、骨の生成、増強、修復の役割をします。
睡眠効果
グリシンは寝つきが良くなり睡眠時間も長くなり、日中の眠気を減少させ、認知機能を向上させる働きもあります。
まだまだ奥の深いボーンブロスの効用ですが、ホルモンフリーの鹿骨を使ったボーンブロスを「おうち時間」を使って是非ご自宅でお試し下さい。