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和鹿とは

WASIKAとは「ニホンジカ」の略称です

森に佇む鹿

「ニホンジカ」とは種の名前で実際には存在しません。「ニホンジカ」という同一種の中で生息環境によって亜種として区別された7種類の鹿が日本には生息しています。エゾジカ、ホンシュウジカ、キュウシュウジカ、ケラマシカ、ヤクシカ、ツシマジカ、マゲシカ。これら日本に生息する7種類の鹿が、日本人の馴染みに、そして世界に誇れる日本の鹿としての思いを込めて「和鹿」「WASIKA」と名付けました。和鹿に感謝(THANK)する意味のサンクワシカカンパニーの由来にもなっています。

美味しいだけじゃない、和鹿は優れたお肉です

鹿 成分 図

水も緑も豊かな自然環境に生息する天然の和鹿は、天然うなぎや天然鮎のように低脂肪で引き締まった良質な赤身の肉質が特徴です。和鹿肉は天然由来なのでホルモン剤も抗生剤もフリーの優れた食材です。低カロリー、高たんぱく、低脂質だけでなく栄養面からみてもバランスが非常に良く、ダイエット中に不足しがちなミネラル、ビタミンもしっかりと補うことができます。体への吸収率が非常に高いヘム鉄が豊富に含まれ、貧血予防、滋養強壮に効果があります。アミノ酸の一種「アセカルニチン」は脂肪燃焼、代謝促進に加えて脳機能向上やストレス軽減、疲労回復の効果があると報告されていて、厳しい体調管理を求められるアスリートに適しているほか、ダイエット食や高齢者の介護食としても注目されています。

安心・安全な衛生管理で、森から食卓へバトンタッチ

循環 図

捕獲された天然の和鹿を受入れて加工(精肉)する施設は日本に約600ヵ所あります。

サンクワシカカンパニーが取引させて頂いている加工施設は厚生労働省の衛生ガイドラインを大きな軸として、それぞれの地域特性や季節要因を考慮した、より厳格な衛生管理体制で運営されています。そして捕獲者である猟師、加工施設で働く人たちの衛生管理に対する真摯な姿勢、日々の弛まぬ努力が安心・安全をきちんと守るための、かけがえのない原資となっています。捕獲者から加工者へ、そして消費者の食卓へ。さらには森への感謝のバトンを渡し続けることで健全なサイクルが生まれることを目指します。

*鹿肉は生食を避けて、必ず、十分に加熱してお召し上がりください

和鹿の栄養素

和鹿肉は赤身肉の中でも特に低脂肪・低カロリーでありながら、たんぱく質、鉄分・ビタミンB2・ビタミンB6・カルニチンが豊富に含まれています。疲労回復、滋養強壮、貧血防止、認知症予防、保温、代謝向上、免疫力向上、脂肪燃焼など多くの効用があり、さらにホルモン剤・抗生剤フリーのお肉でもあります。特別な日の食事としてではなく、日常の食事として美味しく頂きながら健やかな日々にお役立てください。強化中のアスリートやダイエット中の皆さまには、鶏ささみ肉と日替わりでメニューに加えて頂き、厳しいトレーニング後の食事をより楽しい時間にしてください。

たんぱく質
たんぱく質 比較 図

栄養バランス的には鶏肉よりも良い

和鹿肉100gに含まれるたんぱく質は22.6gです。これは国産牛/16.2gの約1.4倍、豚肉/17.1gの1.3倍以上になります。鶏むね肉/21.3g、鶏ささみ肉/23.0と比べてみると、ほぼ同量のたんぱく質が含まれています。和鹿肉には鉄分や亜鉛などのミネラル分も多く含まれ、栄養バランス的には鶏肉よりも良いといえますね。

栄養バランス的には鶏肉よりも良い

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たんぱく質は炭水化物、脂質とならぶ3大栄養素のひとつ。英語では「プロテイン」ですが、アスリートやボディービルダーには特になじみの言葉ですね。筋肉だけではなく、骨も内臓も、髪の毛や血液など体のあらゆる部分をつくり、消化器官や脳神経系機能を調整するホルモン、代謝に欠かせない酵素、病気と闘う免疫抗体をつくる働きもあります。たんぱく質は摂取されると消化器官でアミノ酸に分解され体内に吸収されます。たんぱく質を構成する成分のアミノ酸には体内で脂質や糖質から合成できる「非必須アミノ酸」と体内で合成できない「必須アミノ酸」の2種類ありますが、「必須アミノ酸」は毎日の食事でたんぱく質から補給する必要があるため、高たんぱく質食材で効率よく摂取しましょう。ちなみに、成人1日の推奨摂取量は男性が60g、女性は50gになります。
鉄分
鉄分 比較 図

和鹿肉は赤身肉の中でも特に鉄分豊富なお肉です。

和鹿肉100gに含まれる鉄分は3.9mgです。これは、国産牛/0.9mgの4倍以上、豚肉/0.6mgの6倍以上ありまが、鶏むね肉(0.3mg)、鶏ささみ肉(0.2mg)と比べてみると和鹿肉の鉄分は13倍~19倍もあるといえます。そこで、鉄分は体にどのように良いのでしょうか?

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鉄分は体内で60~70%が血液として存在します。4%が筋肉に、残りは肝臓、脾蔵、骨髄に在ります。血液にある鉄分は赤血球中のヘモグロビンの材料となり、血液の流れによって肺で酸素を取り込み体内の細胞に運ぶ生命維持に不可欠な役割を果たしています。不足すると鉄欠乏性貧血となり全身に酸素が運ばれなくなるため、疲労感、息切れ、めまい、頭痛、食欲不振、免疫低下などを引き起こします。鉄分を不足させることなく、しっかりと摂取することは健やかな日常生活を送るためにも、1日のパフォーマンスを上げるためにも大切なことです。「風邪ではないが体調がすっきりしない」「疲れやすい」ときは鉄分不足を疑ってみても良いかもしれません。
脂質
脂質 比較 図

和鹿肉は低脂質の赤身肉が特徴の一つです。

和鹿肉100gあたりに含まれる脂質は2.5gです。これは国産牛/26.4gの1/10以下、豚肉/19.2gの1/7以下といえます。鶏むね肉/5.9gと比べてみても1/2以下なので、その脂質の低さが分かると思います。鶏ささみ肉/0.8gには負けますが、鉄分、亜鉛などの栄養素バランスでみれば和鹿肉に軍配が上がるでしょう。そもそも、「低脂肪」は体にとって何がいいのでしょう。

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脂質は炭水化物(糖質)、たんぱく質と並ぶ3大栄養素のひとつですが、1gあたり9Kcalという炭水化物、たんぱく質の約2倍の効率的なエネルギーがあります。体温維持や内臓を衝撃から守る緩衝材の役割のほか、ビタミンA.D.E.Kなどの吸収を助ける働きもありますが、体内で消費せずに余った分は体脂肪(中性脂肪)として蓄えられ貯蔵エネルギーにもなります。一方で摂り過ぎは肥満の要因や動脈硬化などの血液疾患や生活習慣病に引き金にもなります。高脂質・高カロリー食が溢れる現代社会では、脂質過多にならないよう心がけることは健康管理として大切なことですね。1日に必要なエネルギーの20~25%を脂質から摂るのが良いとされていて、例えば1日に2,000kcal必要な人では、2,000kcal x 0.2(20%の場合)=400kcalを脂質から摂取する。つまり400kcal÷9cal(脂質1gあたり)=44.4gとなり、1日あたりの脂質摂取量は44g程度という目安になります。
カロリー
カロリー 比較 図

和鹿肉は低脂質なので脂質由来のカロリーが少ない超低カロリーなお肉です。

和鹿肉100gあたりのカロリーは120kcalです。これは国産牛/318kcal、豚肉/253kcalと比べて1/2以下になります。鶏もも肉/204kcal、鶏むね肉/145kcal、鶏ささみ肉/105kcalと比べてみると、鶏ささみ肉には負けますが、鶏もも肉、鶏むね肉よりも低カロリーといえます。その上、鉄分などのミネラルもしっかり摂れるので強化中のアスリート選手やダイエット中の方にも適した食材です。

出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)100gあたりの成分表
国産牛、輸入牛(豪州産)、国産豚は肩ロース、鶏肉は胸肉の栄養素との比較。

鹿肉はホルモンフリー・抗生物質フリーのお肉

緑豊かな自然に育まれた天然の鹿肉は家畜飼育に使用される成長ホルモン剤や抗生物質、遺伝子組換え飼料等が一切投与されていないオーガニックミートです。

厳格な衛生管理を経て提供しています

日本では2014年に厚生労働省が「野生鳥獣の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」を作成し、①捕獲、②捕獲後の処理施設への運搬、③処理、④加工(精肉)、調理および販売、⑤消費の各段階における適切な衛生管理の考え方が示されています。各行政・地方自治体はこの指針に則りながら、地域特有の捕獲環境を加味して、より厳しい運営をされているのが現状です。特に実際の捕獲者である猟師、それを受け入れて処理・加工(精肉)する処理施設の方は、捕まえた鹿の命を、人が安心・安全に美味しくいただけるよう、弛まぬ努力をなされています。当社は自治体と厚生労働省の衛生管理基準を満たした処理・加工施設のみで鹿肉を取り扱っております。