説明
(鹿ボーンブロス プレーン調理例)
(材料)
▪鹿骨2kg(鹿骨の量によって水ほかの材料は調整してください)
▪水:4ℓ
▪食酢:大さじ4
▪ローリエ2枚 (お好みでplus 昆布3-5g or 生姜1かけ 20‐30g)
(作り方)
①大きめの鍋に、さっと水洗いした鹿骨2kgを入れ、水をひたひたになるまで注ぎます。
②中火で火を入れて沸騰させます。沸騰してから数分で灰汁が出始めますが、灰汁が最大にでたところで一度ザルにあけて鹿骨を水洗いします。
鹿骨に血合いなどがある場合は取除いてください。※火傷には十分ご注意してください。
このひと手間をすることで、スープのえぐみが取れてあっさりした透明感のある仕上がりになります。
(沸きこぼし作業)
③改めて水洗いした鹿骨2kgを鍋に入れて、水4ℓ、食酢大さじ4、ローリエ2枚を入れて中火で煮込みはじめます。
(水が4ℓ入らない場合は3ℓに減らすなど調整してください。最終的に鹿骨1㎏に対して1ℓ、今回の場合は鹿骨2kgなので2ℓが仕上り量の目安です。
お好みで1.5ℓまで煮詰めて頂いてもコクのある仕上がりになります)
④中火で火を入れて沸騰したら弱火にして時々、灰汁をとりながら、途中でお水を足しながら最低3時間煮込んで下さい。
⑤3時間以上煮込み終わったら味を見ながらお好みの濃度に調整してください。濃い場合は水を足したり、薄い場合はもう少し煮詰めるなど。
⑥ボーンブロスの濃度が決まったら、※鹿骨を別の容器に取り出してからブロスを冷ませてください。
⑦ボーンブロスを冷ますと脂の塊が表面に白く固まっているので、気になる方はここで取除いてください。
(オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸を含む良質の脂なので取除かなくても大丈夫ですが、カロリー減を優先される方は取り除いてください)
※鹿骨を⑥で取り出していると、脂が取りやすいです。鹿骨についている鹿肉も、こそぎ取ってプルドベニソンとして召し上がれます。
ベニソン=鹿肉
▪出来あがった鹿ボーンブロスは、そのままでもあっさり召し上がれますが、お好みで少し塩を加えるなどして調整してください。
ローリエ+昆布で、より旨味のあるスープに仕上がります。まずはベースの味を感じながらMYブロスの味を追求してください。
その他、にんにく、長ネギなど、ご家庭にある野菜などを、基本の材料と同じタイミングで入れて、ご家庭のお好みの鹿骨ボーンブロスに仕上げてみてください。
玉葱を加えると、かなり甘みが出ますので、スッキリしたブロスをお好みの方はローリエのみ、またはローリエ+昆布をおすすめします。
お好みに合わせて野菜を変えてみてください。
天然由来の鹿骨はホルモン剤・抗生剤フリーでボーンブロスに最適の骨といえます。
ボーンブロスに含まれるゼラチン質は多くのアミノ酸を含んでおり、スープで満腹感がしっかりあるためダイエットスープとしても広く活用されていますが、ボーンブロス愛好家はより深い栄養効果を期待しています。
腸壁の修復、免疫力の向上
ボーンブロスに含まれるグルタミン酸はストレスや不健康な食生活による腸壁の炎症を修復・維持する作用があります。体内の全ての細胞の成長を施し、免疫力向上、ダイエット効果もあります。
美容・アンチエイジング効果
ヒアルロン酸は皮膚や細胞のキメを整えてくれるためアンチエイジングをはじめとした美容効果があります。また、上質のコラーゲンも多く含むまれ、コラーゲンの塊のようなものとも言われています。ボーンブロスを日常的に飲むことで体内のコラーゲンを再組成し、 なめらかで健康な肌、髪、爪を維持することで知られています。
関節、体内のあらゆる炎症を抑制、
コンドロイチン、グルコサミンは軟骨の元ともいわれ、関節の健康維持のみならず、心臓の血管、皮膚や骨の健康維持などあらゆる炎症反応を抑制し、グリシン、アルギニンなどのアミノ酸にも高い抗炎症作用があるため日々の不摂生で炎症が起こりがちな現代人の体を優しく鎮めてくれる作用があります。
骨の生成、増強、修復
カルシュウム、マグネシウムなどのミネラルは吸収がよく効率的に摂れるため、骨の生成、増強、修復の役割をします。
睡眠効果
グリシンは寝つきが良くなり睡眠時間も長くなり、日中の眠気を減少させ、認知機能を向上させる働きもあります。
まだまだ奥の深いボーンブロスの効用ですが、ホルモンフリー・抗生剤フリーの鹿骨を使ったボーンブロスを「おうち時間」を使って是非ご自宅でお試し下さい。